この春京都の国立博物館で「法然展」を観たので、まあいいか、と思ったりしたけど、やはりみたいものもあったので、雨のなか、上野の美術館まで「法然と親鸞展」に行ってきました。このお天気は幸い、人が少ないかも、と期待して行ったけど、やっぱり東京は人口が多い。そんなに空いていませんでした。
「明日に架ける橋」という曲を教えてもらって、その曲が実に心の琴線に触れるどころか、大いにかきならされたということは先日のブログのとおり。涙腺はすでにゆるゆる。泣く準備は整っています。ところに、会場入り口床はいきなりの赤青白の敷物。「フランス国旗?」と思うなかれ。これは左側が赤、右が青。そこを区切っただけの白線。これはまさしく白道なんですね。左側の真っ赤に燃え盛る赤は怒り、右側の荒れ狂う水の青は欲望。極楽へと続く一筋の白い道は平均台ほどの細さです。私は当然、その白くひかれた細い道を歩きました。視線の先には阿弥陀さんが待っておられる。一心にそちらを見つめて歩きました。二河白道の追体験です。嗚呼、嗚呼、こういうかんじなのか、と、泣きながら歩きました。
そこへ行くと、わざわざ雨の中見に来たほかの人たち。平気で赤の敷物の上をずかずかと歩くんですよね。はたまた青い敷物の上をどしどし進むのです。「なんで?」
お目当てのものとは、京都禅林寺の「山越阿弥陀図」。今年の夏に行った永観堂のこと。残念なことに来週から展示でした~。その変わりといえば、罰があたりますが、いわゆる「早来迎図」ダッシュでお迎えに来るの図は見られました。この早来迎図の絵葉書を買って、いちのひめに見せたら、「う~ん、やっぱりそんなにダッシュで来られてもなあ。阿弥陀如来が息切れしてても嫌じゃない?」と言われ、たしかに!面白いこと言うね~って思ったので、ここに記録。